B級的・大阪グルメブログ旧館その2

名店ばかりを書いているとすぐにネタが無くなってしまいそうなので、結構巷で評判が高かったりするんだけど、叩く気にならないまでも、本サイトにあまり載せる気にはならない微妙な店を取り上げる「微妙店探訪」のカテゴリーを始めてしまう事にしました。
こちらの第一回目は「インデアンカレー」です。
大阪を代表するカレーだと名声が高く、熱狂的なファンの人も多い店なんですが、席はカウンターのみ、キャベツのピクルスがちょっとついた甘辛いカレーが730円ってのは正直納得が行かないんですよね。
それでも味は得正よりはおいしいと思いますが、230円の値段差分違うかと言われるとどうも・・・私が甘辛系のカレーがあんまり好きじゃないってのもあるんですが。
まあ、ある意味大阪人にとってのソウルフードなのかもしれませんねえ。
インデアンカレー 北浜 (カレーライス / 北浜)
★★★☆☆ 3.0

今回から、本サイトで書ききれなかったB級グルメの名店の魅力を突っ込んで探ってみる、「名店探訪」というカテゴリーをスタートしてみます。
第一回目は、阿倍野にある居酒屋の名店、明治屋です。
何も余分なものが無い簡素で温かみのある空間、客と主人との会話、表を走る阪堺線のチンチン電車が織り成す落ち着いた時間など、この店の魅力については様々な媒体で語り尽くされているわけですが、私のB級的な観点からすると、この店の第一の魅力は「ダシ」にあるように思います。
アツアツの湯豆腐やおでんがおいしいのはどんな店でも当たり前の事なんですが、野菜の煮びたしやえんどう豆の卵とじのような、素材にダシを含ませて冷やしたおばんざいがおいしい居酒屋はなかなかありません。冷やすと、ダシのごまかしが効かないんですよね。
高野豆腐の炊いたんなんかをぎゅっと噛み締めると、口の中に飛び出したダシの冷たさが心地よく、その後にふわっとした香りが鼻の中に漂う・・・そこにぬる燗の日本酒を流し込む時ほど幸せを感じる事はありません。
この店はトイレが店の奥にあって、その途中で厨房の様子を覗く事が出来るんですが、本当に普通の家の台所なんですよね。明治屋を支えるおばさん達に感謝です。
明治屋 (居酒屋 / 阿倍野)
★★★★ 4.0