アメリカの物価高に耐えられなくなった貴方、サンディエゴならばメキシコに行くと言う逃げ道があります(笑)。
サンディエゴのダウンタウンからブルーラインのトロリーに乗ればわずか片道40分、運賃$2.75で国境の町、サンイシドロに着く事が出来ます。
サンイシドロのトロリーステーションを降りればメキシコ国境はすぐ目の前。螺旋階段をぐるぐる上って橋を渡ればパスポートチェックも無しにメキシコのティファナに降り立ちます。ゲートを出たすぐのところにはインフォメーションがあるので、地図をもらっておくと便利です。
国境沿いのビバ・ティファナから街の中心であるレボルシオン通りまで約1kmの道沿いには、多数の土産物屋やアメリカよりも安くで処方箋無しに「バイ○グラ」なんかが手に入るらしい薬局、そしてタコスを売る店が建ち並んでいます。
ここらあたりだと、小さ目のチキン・ビーフ・ポークのタコスが3つで1ドル、コロナビールが1本1ドルと、その辺のバーで飲むだけでもビール1本で500円以上は取られるアメリカを思えば天国のような値段です(笑)。タコスには必ずサルサとライム、ラディッシュがセットで添えられてくるので、タコスに入れるなりかじるなりして楽しみます。
レボルシオン通りに入ってもやっぱり土産物屋が目立ちますが、1つ西側に位置するコンスティテューション通りには現地の人向けのショップや食べ物屋が建ち並んでおり、豚の皮を煮込んだものやソーセージを細かく刻んで炒めたもの、ライスや豆の煮込みといったものを挟んで食べる調理タコスの店には地元の人が詰め掛けています。こちらは値段こそ$2強ですがタコスの大きさが大きく、2個も食べると腹が一杯になります。
ただし地元向けの店やスーパーでは、ドルではなくてメキシコペソで値段が表示されている場合が多く、しかもレートがドルの1/10程度なのに表記がドルと同じ「$」なので、最初はぼったくられているのかとギョッとしますが、ちゃんとドルで支払う時には換算してくれるので大丈夫です。まあ、硬貨の釣りがペソになっちゃう場合は多々ありますがね(笑)。
アメリカに再入国する場合はパスポートを見せるだけでOKですが、行列が長くて1時間ほど待たされる事があるので早めにメキシコを出たほうがいいと思います。