今や大阪一の名店になりつつある三ツ島更科が、店を改装して店名も「三ツ島真打」と改め、この8月にリニューアルオープンして以来初めての訪問です。

改装前だったら、11時半の開店時間の15分前ぐらいに着けば最初の1回転目の席に座れたのに、日曜は既に30人近くの人が並んでいたために、30分ほど待つ羽目になってしまいました。
人気が凄いのは当然なんでしょうが、やはり待合室を作ってキッチンを拡張した影響で絶対的な席数が減ったのも一因なんでしょうね。
店は座敷席が無くなって全てテーブル席になり、中央には相席用の大きなテーブルが置かれるようになりました。照明も明るくなって、一気に雰囲気も讃岐風の店になりましたね。
おそらく、店の人もお客さんもほとんどが歓迎している改装なんでしょうが、私のようなひねくれB級人間からすると、ごく普通の民芸調のそば屋(更科は基本的にそば屋の屋号で、ここも以前はそばを置いてました)で、驚くべきレベルの讃岐風うどんが食えるというギャップが良かったのに・・・と思ってしまいました(笑)。
オープン当初はなかなか納得の行くレベルにならなかったと店主がブログで語っておられましたが、この日のうどんは、強靭なコシとギューンとした伸び、きちんと立ったエッジと波打つようなねじれと、全てにおいて完璧な出来で文句の付けようがありません。和牛肉の旨みと甘味、ぶっかけの香り高いダシ、温泉卵が織り成す味のハーモニーも絶品です。
本場の香川では、おそらくうどんにここまでのコストをかけることは出来ないと思うので一概に比較は出来ませんが、ことダシを含めた味のレベルだけで言えば、まずここに並ぶ店は無いと言っても過言ではないでしょう。
改装してこのレベルのうどんがコンスタントに出るようになるのなら、やっぱり大歓迎すべきなんでしょうね(笑)。本当にご馳走様でした!

三ツ島 真打 (うどん / 門真南)
★★★★ 4.5