今年の6月にオープンしたその日に一度訪れたものの、オペレーションのまずさもあって再訪をしないでいた店ですが、久々に訪れてみるとなかなか良い店にこなれて来た感があるので、本サイトに載せることにしました。

狭いカウンターに巨大な角盆と器であたふたしていたオペレーションですが、今は角盆が無くなって器を直接カウンターに並べる形に整理され、まだ手狭な印象はあるものの、問題となる要素はほぼ解消されたように思います。
味のほうも、最初に受けた薄味でぼけた印象から、鶏ガラの動物系を効かせた方向になった事で、あっさりした方向性は変わらないもののコクと厚みが加わるようになり、今までの甘辛とは違った新しいタイプの料理としてジャンルを確立しつつあるな、と思いました。

でも味付けがあっさりでカツの大きさが小さめなので、ご飯のお代わり自由の意味があまり無いのが残念かなあ・・・梅干や味噌汁の質にはかなりおごっている感じはありますが、それだけで飯をワシワシというのはちと寂しいですしね。
その意味では、やはりカツ煮なら甘辛ボリュームたっぷりでメシガシガシのほうがいいなと思ってしまいますが、この方向性に価値を見出している方は増えているようで、昼時には満席になる事も少なくありません。
まだ調理や客の目配りに余裕があるという様子ではありませんが、夜の営業も始められたようですし、日々着実に進化している様子で嬉しい限りですな。
詳細は「大阪・関西のB級グルメガイド 最近の更新店」
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かつとじ かわかみ (とんかつ / 堺筋本町、本町、谷町四丁目)
★★★☆☆ 3.0