矢田の住井商店でさいぼしを買った後は、今年の11月には立ち退きしてしまうという話が出ている阿倍野の名店、明治屋の事を思い出して表敬訪問。

店は3時ごろと言う時間にも関わらず、中高年の客を中心にほぼ満員です。京橋や西成とは違って、こちらは同じ昼酒でも落ち着いてますね~(笑)
2年前に、長らく明治屋の顔だった三代目が店に立たれなくなってからは、あまり接客でいい噂を聞かなかった明治屋でしたが、久々に立ち寄ってみると女性の方が2名で表を切り盛りされており、先代のような細やかさはありませんが、ちゃんと落ち着きのある振る舞いで良かったですよ。
明治屋に行く事を考えずに、昼にうっかり腹いっぱいまで食べてしまったせいで、結局ここで頼んだのはえんどう豆の煮物だけ。
でも、この地味な卵とじはただものではなく、さっと茹でられたフレッシュなえんどう豆の歯ごたえに、歯にきりりと染みる冷たいおだしが絶妙の相性を見せています。
明治屋では、シュウマイやから揚げ、きずし、湯豆腐といった料理が名高いし私も大好きですが、こういう地味な煮物にこそ、この店の真価が表れているように思いますね。
移転は今の店の内装をそのまま移設するとどこかに書いてありましたが、さすがにチンチン電車の音と振動までは持って行けないだろうし(笑)、きっとこの店の雰囲気の何割かは失われてしまうのでしょうが、この料理がある限りは大丈夫なんじゃないか、とちょっと安心した気分になりました。

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