こういう時だからこそ外食で経済を回そうと思っているのですが、仕事が多忙でなかなか外飲みが出来ない状態なのをTwitterでボヤいていたところ、サッカークラスタの方から、東北のお酒を買って家飲みするのはどうか、という提案をいただきました。
なるほどそれは名案と思い、土曜日に近所のスーパーをあさって見たのですが、日本酒は剣菱とか灘、伏見の大手酒造会社のものばかりで、東北の酒が全く見当たりませんでした。
その後日本酒に関しては私より詳しい嫁さんに聞いたら、守口の立花酒店さんや萱島の奥広屋さんを教えてもらったのですが、あいにくどちらも日曜はお休み・・・で、どっかいいところ無いかとウロウロしていたら、たまたま寝屋川の大利商店街で米芳商店という店を見つけ、そこで買ってきたお酒がこちら。

宮城県にある一ノ蔵酒造が作っているお酒で、減農薬特別栽培をした宮城県登米市東和町産のササニシキを100%使っている限定品だそうで、まさに復興支援にはぴったりのお酒ですね!
これに合わせる料理を何にするかとスーパーをうろうろしてみたのですが、原発の風評被害が出ている福島の野菜は陳列棚に全く無く・・・もっとも、我々の眼に入る前にスーパーが流通段階で自主的にストップしている可能性は、残念ながら高いんでしょうけどね。
なので、仙台名物の笹かまぼこと、春の味覚であるいかなごのくぎ煮、新子の大根おろし和えで一杯やることにしました。笹かまぼこは、近所のスーパーで買った宮城県塩釜市の高浜食品工業製のものですが、楽天とかで検索すると軒並み笹かまぼこのメーカーのページが無くなっていて切なくなりますね・・・
私は日本酒には全然詳しくないのですが、姿勢を正してこのお酒を味わってみますと、口当たりの淡麗さとは裏腹に、精米比率70%というのが影響しているのかもしれませんが、良い意味で雑味や酸味が豊富に感じられ、どんな料理が来てもがっちり受け止められる懐の深さを感じるような気がしますね。
酒屋のご主人とお話させていただきましたが、やはりこの蔵を含めて東北のお酒は次回入荷の予定が全く立っていないようで、今後東北の物産が大阪で見られる機会はどんどん減ってしまうかもしれませんが、見かける機会があればこれからも積極的に購入させていただきたいと思います。
一ノ蔵 掌(たなごころ)純米酒 720ml【一ノ蔵】

一ノ蔵 掌(たなごころ)純米酒 720ml【一ノ蔵】
価格:1,050円(税込、送料別)