グルコバ仲間のえて吉さんが、「すじ肉の仕込みをした」とTweetしているのを見て、そういや最近はすじ肉にお目にかかってないなあと急に食べたくなったので、日曜の朝にいつものはまや食品で牛すじ肉を仕入れました。
ここのすじ肉は1kg480円と激安な割には、アキレス腱が無い赤身筋のみという奇跡のような品なのですが、今回はそれに輪をかけてと言うより、ゼラチン部分がほとんど無い普通の赤身だったのでビックリしました。
いや、そりゃ筋は白よりも赤が多いほうがいいんですが、あのプルプルが無いとすじ肉としての魅力は半減ですよねえ・・・切ってみたらそこそこ霜降りだったので、下手すりゃそのままスライスして焼肉にしてしまったほうが良かったかもしれません。(^_^;)
それを見て、圧力鍋じゃなくて保温鍋で半日下茹でしたので、身崩れせずに何とか串には刺さってくれましたが、やっぱりおでんにしてみるとボソッとした食感になってしまってましたね・・・
あと、今回のおでんダシには、幼稚園のバザーで購入した「希望のかつおぶし」という鰹節を使いました。

これは東日本大震災で被災した、宮城県石巻市の丸平かつおぶし店さんによるもので、震災の被害によって東京の支店はたたんでしまわれましたが、3Fに置いてあったので奇跡的に津波の被害を免れた鰹節の生産機械を使って作られたものだそうです。被災地への復興の応援を込めて、購入させて頂きました。
その品ですが、非常に薄く削られた本節の削り節で、水出しした昆布と一緒にダシを取ったら、おでんに使うにはもったいないほど上品で繊細な味に仕上がりましたよ。
そこに、牛すじを下茹でした煮汁と、薄口醤油、ナンプラー、酒、みりん、砂糖を適宜加え、コトコトと煮込みました。

牛すじの質だけが残念でしたが、後はほぼパーフェクトな出来で実に(゚д゚)ウマー!
カキフライとは逆で、おでんにはご飯派の私が、白飯をワシワシ行った事は言うまでもありません。
今回はおでんに使っちゃいましたが、これだけ良い鰹節なのだから、今度はお吸い物を作ってみますかね。