今週末はイオンモールで鹿児島物産展をやっていまして、そこに珍しく「あくまき」という特産のお菓子が売られていたので、つい出来心で買ってしまいました。

あくまきとは、文字通り「灰汁巻き」を意味するもので、灰汁に漬けたもち米を竹の皮で巻き、それを蒸しあげて作ったもので、西南戦争でも薩摩藩が食糧として使ったぐらいに日持ちがするものだそうです。

開けてみると、非常に粘りが強い鼈甲色をした塊がゴロリと出てきて、甘みやアンコのたぐいは一切入っておらず、添えられたきなこ、または黒砂糖や甜醤油をかけて食べるものだそうです。
味は、もちろん基本的にもち米ときなこそのまんまではあるのですが、ほのかに感じる灰汁の渋みがアクセントになっていて、お菓子として扱われているものではありますが意外と酒の肴にもなりますね。薩摩名産だけあって、芋焼酎と一緒にやるとなかなかでした。
イオンで買うと1個480円という値段でしたが、かなり食べ応えがあって結構お得ではないかと思いましたよ。