西中島南方に笑福がオープンして以来はや3年、気がつけばいつの間にか大阪にも二郎系ラーメンが増えてきてしまったわけですが、「夢を語れ」系列以外はどこも塩気や油気が控えめになっていて、東京の二郎が好きだった人間にとっては物足りない状況になっています。

しかも、豚骨と豚のウデ肉、背脂を煮出した豚々しいスープが特徴であるはずなのに、何故か関西で一大主流になっちゃっているのが、鶏ガラなどのあっさりスープに後から背脂を付け加えたタイプで、笑福、たくのじ、俺のドカ麺なんかがこのタイプですね。そしてここ「いの一番」も、まさにそのタイプであります。
その代わり、こちらのスープは魚介の特徴を出しているところが個性といえば個性で、特に「新味」と呼ばれるスープには沈殿するぐらいに魚粉が入っていて、食べていてむせそうになるぐらいです。
麺は本来の二郎系からすると加水率が高めのプリプリしたもので、細麺の塩味なんかにすると二郎の面影はほとんど無くなりますね。豚はバラの三枚肉で、ダシを取ったウデはありません。

パンチの効いたメニューがお好みなら「和え麺」がお薦め。ラー油が効いた醤油ダレがプリッとした麺とあって、これはこれでなかなか完成度が高いです。
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いの一番ラーメン / 天神橋筋六丁目駅天満駅扇町駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

昼総合点★★★☆☆ 3.5