今回、個人的な伊勢志摩旅行の大きな目的は、ふぐで有名な安乗で作られているという「鯖の塩辛」を買うことでした。
これは、安乗の漁師さんの間で作られている極めてローカルな郷土食で、どこもほぼ手作りのせいか数が作れず、ネットで検索しても市販している業者はわずか3つしか無く、伊勢志摩じゅうにある普通の土産物店ではまず手に入らない稀少品なのです。
他のメーカーは半年で出荷しているのに、「あさよ水産」は何と2年ものを売っているという事で注目し、現地で朝から電話してみたところ、漁師のご主人から「では直接工場に来てください」との事。
でも工場への行き方を聞いても「工事してるとこの脇の石が積んであるところ」とか相当アバウトな返答で(笑)、土地勘のない人間にとってはさっぱり理解できず、結局わざわざ表通りまで車で案内していただき、細~い砂利道の田舎道を通って何とかたどり着きました。工場の住所は全く分かりませんが、場所的にはだいたいこの辺でしょうかねえ?

工場と言ってもただの作業小屋(失礼)でして、その中から塩辛が入った漬物樽を外まで運び、その場でボウルにすくって瓶詰めされるという超絶家内工業ぶり。まさか、こんな製造直売でいただけるとは思いませんでしたよ(笑)。

2年も鯖を漬け込むと聞くと、いかにも身がドロドロに溶けていそうな感じなのですが、意外と身がしっかり残っているものなんですね。

これでもちゃんと保健所の検査を受けているそうで、東京のとある著名な医者の方とお知り合いで、その方のお墨付きをいただいているとご主人は語っておられました。まあご主人は話し好きのおっちゃんで、その他いろいろ話が長い長い。そのキャラに参加者は大受けでしたが・・・(笑)

早速家に帰って一切れ食べてみると、生臭みや妙な塩辛さは一切無く、乳酸発酵っぽいまろやかでコクのある風味が広がり、アンチョビの旨味と深みを強めて鮒寿司の香りと風味を加えたような、これは間違いなく日本酒が止まらなくなる逸品です。
これは是非ともまた来年も買わないといけませんね。直接行くのが難しければ、あさよ水産公式ページで鯖の塩辛の通販をされているので、興味があればご注文を!
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