我が家の土日は嫁さんが仕事をしている事が多く、子供らの習い事もあるのでなかなか家族揃って出かけるという事がないのですが、たまたま今月はシフトが少ないらしく、難波まで出かけることにしました。

昼飯は、嫁さんのチョイスで島之内にあるディープ中華の「鑫福」。

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かつてこの店の地下には、大阪における中国食材店の草分けとも言える「中華城」という店が入っていて以前は良く通っていたので、24時間営業が謎なこの店の存在はずっと前から知っていましたが、訪れるのはこれが初めてです。

嫁さんは台湾料理も食べたいと言っていて、食べログにも中華台湾料理と書いてあったりしましたが、メニューを見ると台湾らしい料理はどこにも無くて、クミンや羊肉が特徴の東北料理オンリー。多分、台湾料理が作れるコックが居なくなったんでしょうね。

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料理については嫁さんにお任せで、まずは突き出しのピーナツと青菜キムチをつまみながらビールを一杯。

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先に子供用のチャーハンとラーメンが到着。チャーハンは玉子と豚肉がふんだんに入っていて、パラパラじゃなくて油をまとったしっとりタイプ。お上品な出来じゃないですが、ボリューム十分だしこれはこれで旨いです。

ラーメンはやや白濁した鶏ガラスープが鉢になみなみと入っていて中が見えません。かき混ぜると薄切りのチャーシューが入っていましたが、具だくさんなメニューの写真とは全然違っててちょっと笑いました。まあ単なる業務用スープじゃないだけ立派です。

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そして大人用に羊肉と牛肉、干豆腐巻という中国湯葉にハムとネギを巻いたもの。このボリュームで肉が150円、干豆腐が200円というのはリーズナブルです。味はクミンとラー油が効いていて結構ピリ辛。さすがにこれは長女でも無理でしたね。

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これは嫁さん所望の鳥の足。広東の飲茶だともっと小さなサイズで甘辛く煮たものが出て来るのですが、これは親鳥っぽい巨大さでちょっとビックリ。食べてみるとまんま豚足のようなゼラチンに富んだ味わいで、嫁さんがすごく気に入ってました。

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最後の品は、ハチノスと豚タン、中国ハムの冷製。軽く2人前ぐらいの量があり、酸っぱいタレと香菜の癖が効いていて、これはとてもビールが進む品でした。

大人は結局ビール3本飲んでお腹いっぱい。全員合わせて4000円ぐらいで済むのだから、これはコストパフォーマンスとしては上々ですね。客はほどんどが中国人で、店頭に置いてある豚足などの惣菜を買う持ち帰り客もたくさん居ました。

でも大阪は門真もそうですが東北人の店が多いですね。神戸の広東料理と違って東北料理は油っこく個人的にちと食傷気味なので、もっと他の地方の料理屋が増えてもいいのになと思ってしまいました。

中華台湾料理 鑫福台湾料理 / 日本橋駅、近鉄日本橋駅、長堀橋駅)

夜総合点★★★☆☆ 3.5

昼総合点★★★☆☆ 3.5