一応、これで今年の「大阪ベストB級グルメ」シリーズは終わりですね。何とか年内に間に合いました(笑)。
最後は、【カレー・ラーメン・つけ麺編】です。
 
 
 
 
カレー:「Fuu Onn Pepper(フウオンペッパー)」
ゴヤクラやバンブルビー、コロンビア8といったオリジナルスパイス系から、アイリッシュカレーに始まるバーのランチ系、いずみカリーのようなオーソドックス系などのブレイクが続き、今年はラーメンに次いで、カレーが大阪では最も熱いジャンルだったのではないでしょうか。
その中から選んだのは、弥刀から激戦区堺筋本町に乗り込んできたこのお店。インデアン風の甘味と辛味の中に潜んだ深いコクが、近辺の勤め人の高い支持を早速受けています。最近はメニューをリニューアルしてますます好調ですな!
ラーメン:「麺や紡」@東大阪
今年、本サイトへの追加軒数が一番多かったジャンルが、ラーメンとつけ麺です。何だかんだで、私も立派なラーメンオタクという事になるんでしょうか(笑)。
それだけ、つい最近まで大阪はラーメン不毛地帯と呼ばれていたのが嘘のような新店ラッシュだったわけですが、そんな中で「麺や拓」や「天四郎」といった実力店を差し置いて選んだのがこちら。
なにせ、ラーメン一杯が800円するのは珍しくない昨今で、ラーメンであれば一杯550円で食べられるのが感涙ポイント。それでいて仕事は非常に丁寧で、丁寧ゆえに待たされる時間も多いですが、それも気にならないぐらいの出来のよさです。
でも、個人的にはここに負けないぐらい評価していた、「麺処 凛や」@東野田が早くも無くなってしまったのが残念・・・店名が似ていたし、集客しにくいロケーションという点も一緒だったのですが、かたや行列も出来るぐらいの人気店、かたや閉店とは何とも対照的な結果になってしまいましたねえ。
あと、二郎・家系好きとしては、「笑福」@西中島南方「そらの星」@森小路も注目すべきお店ですね!
つけ麺:「無心」@奈良市京町
正直言って、「今、最も勢いのある○○グループの新店!」とかのキャッチフレーズは、偏屈B級人間の私にとってはほとんどマイナス効果でしかないのですが(笑)、この店ぐらいにいきなり完成度の高さを見せ付けられれば、すいません参りましたと言わざるを得ません。
巷に溢れる豚骨魚介の方向には走らずに豚骨一本、それでも無鉄砲のラーメンとは違う個性や価値を表現しているセンス、つけ麺は1種だけど3種のスープ割り、冷えたつけ汁をレンジで温めるサービスと、つけ麺のマイナス部分を補ってさらにプラスにしてしまう発想と実行力はお見事と言うしかないでしょう。
さて、最近はいよいよ不景気・デフレが深刻化しているようで、「麺処 凛や」に限らず、オープンしてから間もないのに閉店してしまう店を本当によく見かけます。昔から長く営業している店の中でも、もう閉めたほうが楽、なんて弱気な話もちらほら聞こえてしまうぐらいです・・・
来年こそは景気が回復して、個人店に活気が溢れる1年になって欲しいですね!