かやくご飯の名店として名高い、道頓堀「大黒」の次男として生まれた方が、あの大阪での讃岐風うどんの草分け店である「はがくれ」で修行された後に、自分の店としてオープンされたのがこちら。
料理は「はがくれ」同様に、生醤油うどんが店の看板で、ぶっかけや温かいうどん、そしてカレーうどんと、讃岐風うどん店のひと通りのメニューが揃っています。

客の回転を見ながら都度機械で伸ばして切られるうどんは、丁寧な水締めによって仕上げられた麺のエッジと艶が実に秀逸です。

それよりも賞賛すべきなのは出汁の見事さで、大黒譲りのかやくご飯は芳醇な旨みに溢れ、温かいダシやぶっかけダシも、しっかりしたボディと香りが両立している素晴らしいクォリティ。カレーうどんはそれほどスパイシーではありませんが、ダシにパワーがあるので物足りなさは皆無です。
どんなに客が混んでいても、いちいち生醤油うどんの食べ方を自分で説明しながら、客にすだちを絞るマスターのバカ丁寧さはどうかなと正直思ったりするのですが(笑)、ともかく香川と大阪の分化が折衷された、非常に完成度の高いうどんだと思いますね。
昼は行列が出来る慌ただしさなので、一度夜にゆっくりと、うどんじゃなくて天ぷらとかおでんで酒を楽しんでみたかったのですが、残念ながら最近夜営業が無くなってしまいました・・・是非復活して欲しいなあ(TдT)。
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江戸堀 木田 讃岐うどん (うどん / 肥後橋駅、渡辺橋駅、中之島駅)

昼総合点★★★★ 4.0