「てんしん」で玉子焼きを堪能した後、東二見の寂れた商店街をぶらぶらしたり、下村焼き穴子の値段を見て尻尾巻いて逃げ出したりしつつ(笑)、明石まで戻って来ました。
そして向かったのは明石、そして瀬戸内を代表する台所、魚の棚商店街。
しかしその名声の割に商店街はこじんまりしていて、規模としては黒門市場の2/3、錦市場の半分ぐらいですかね~。鮮魚の店もありますが、明石焼きの店や天ぷら、練り物、塩干物といった店のほうが多いのもちょっと意外でした。
でも観光客の数はかなり多く、噂通り明石焼きの店には長蛇の列が出来ているところもあります。やはり、明石海峡大橋が出来たおかげで車で来る人も多いんでしょうね。
土産に良さそうなものをいろいろ品定めしつつブラブラしてましたが、ちょっと歩き疲れてきたので商店街にある「たなか酒店」という酒屋が営む立ち飲み店に寄ってみました。
にじり口風の狭い入口を入ってみると、意外にもパブを思わせる角打ちらしくないモダンな店内が広がっており、地元の人を中心に昼間っからお客さんでギッシリ。(@_@;)
人垣をかき分けつつカウンター奥のメニューを探しだし、マスに入った樽酒と、カンパチと鯛が載った刺身盛り合わせ、カウンター上の惣菜の中から若竹煮を頼みました。

さすがに瀬戸内の街明石だけあって刺身のクォリティは非常に高く、カンパチは色鮮やかでコリコリと活かっており、アメ色をした鯛はアミノ酸の塊じゃないかと思うぐらいに旨みが濃厚でどちらも素晴らしいクォリティ。ただ、醤油が播州のたまりを使っているみたいで私にはちょっと甘かったですけどね・・・

若竹煮は、大阪じゃ考えられないほどワカメの量が多くてシャキシャキ。ごく薄味に引かれたダシで春の息吹を堪能させていただきました。
以上で値段は1580円。だいたい酒もアテも5~600円といったところで、立ち飲みとしては決して安くないお値段ですが、料理のレベルを考えると納得ですな。
今回は玉子焼きを食べた直後だったので少し立ち飲んだだけですが、今度来る時はじっくりと楽しんでみたいお店です。どうもご馳走様!


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