今や、大阪市内では風前の灯となりつつある、個人がほそぼそと営業している昭和遺産店。その中でも、こちらはトップクラスに希少で味わい深い雰囲気が漂うお店です。

老婦人が1人で切り盛りされているお店は、わずかカウンター8席の掘っ立て小屋こじんまりした空間で、ネタが保管されている冷蔵庫は裏口を開けた戸外に置いてあるし店内にトイレは無いしで、限りなくオープンエアー状態。当然、悪天候時はお休みになります(笑)。

ちょっと固めだけどボリュームのある白味噌のどて焼き、エビやキス、イワシ、ニンニクといった串かつがオール100円均一。山芋をすりおろしてフワフワに揚げたものだけが、唯一300円になっています。
牛カツは、薄切りの肉を広げて片方を串にさし、四角く旗のように冷凍したものをぶ厚めの衣で揚げるので食べごたえがあります。衣はカリカリ、ソースもアレンジ無しのウスターソースで、夜店で食べるような懐かしい味覚に溢れています。
店の雰囲気は過剰に鄙びていますが、毎夜地元の人が狭い店にギュウギュウ押しかける人気店で、営業時間も9時までと早じまいなので、できるだけ早い時間に行きましょう。
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