カンテキと針金で出来た網で焼く、まさに昭和スタイルの焼肉屋であった天下茶屋の「角店」。

1年半前ぐらいに店を閉めて工事をしているという情報を聞いた時は、完全に閉店してしまったものだと思っていました。しかし、その後掲示板で再開したのではという情報を聞き、一度確かめに行かないとと思っていました。

この日はたまたま、このあたりで新規開拓をしようと思って来たのですが、定休日が無い店だと食べログに書いてあったのに休日の張り紙があって断念。そこでふと思いついて再訪したというわけです。

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店は扉が新調されて綺麗になってますが看板はそのまま。中はカウンターが新調されてカンテキは無くなり、ロストルが並ぶようになっています。

お店で働いているのはかつての老主人ではなくイケメンの若い方。女将さんはそのまま働いているっぽいですが、ご主人は血縁は無さそうな様子。

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噂では前の店のタレと、現店主のタレの2種類が出て来るという話でしたが、それは本当でした。以前のタレはほとんど甘みがない醤油+ラー油味で、揉みダレも甘さがほとんどありません。現在のタレは割りとノーマルな甘みのあるタイプで、交互につけて食べると楽しいです。

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肉質は相変わらず良好。880円の並ハラミは霜降りではないもののジューシーで旨味十分。黒毛和牛のA2とか赤身のリーズナブルな枝肉から仕入れているのでしょうか。アカセンは小腸に近い赤カブと呼ばれる高級部位。真っ白で鮮度抜群、脂がとろけます。

名物だったスタミナうどんは無くなってしまいましたが、すじポンやどて焼きといったサイドメニューが増え、お酒の種類も充実するようになってます。昭和の薫りは無くなりましたが、変わらずオススメです。

角店焼肉 / 天下茶屋駅、松田町駅、北天下茶屋駅)

夜総合点★★★★ 4.0